Fリーグ2024-2025シーズンの最終節で、バルドラール浦安が悲願の初優勝を果たした。首位・浦安と2位・しながわシティの直接対決は、激しい点の取り合いの末に5-5の引き分け。この結果、リーグ創設から18年目にして初の栄冠を手にした。シーズンMVPには、守護神としてチームを支え、最終節でもゴールを決める活躍を見せたGKピレス・イゴールが選出された。
44歳で迎えたシーズン。チームを優勝に導き、自身もMVPを獲得。病気でフットサル復帰も危ぶまれた時期もあったが、現在も圧倒的なプレーを続けている。
「年関係ない。まだまだプレーできる」。イゴール選手は試合後、そう力強く語った。週4、5回の筋力トレーニングを欠かさず、食事も管理している。しかし、パフォーマンスを支えているのは肉体だけではない。「気持ち強い。いや、ほんとに」と、精神面の重要性を強調する。
昨年4月、日本代表はAFCでワールドカップ出場権を逃した。その悔しさを「マジで悔しい」と振り返る。しかし、その経験は新たな使命感を生んだ。「日本のフットサルを助けるようにもう1回」と、自身の役割を再定義。「若いキーパーは僕をみて。まだまだ頑張ってる」と、次世代の育成にも熱い思いを見せる。
その原動力の一つは家族の存在だ。「息子がすごくフットサル楽しんでる。彼のために良いプレイを見せたい」。また、チームメイトへの思いも強く、「若い選手たちに負けたくない。まだ僕のことを信じてる」と、ベテランとしての責任を語る。 試合では時に感情が高ぶり過ぎて体調を崩すこともあるほど。それでも「心に火ついてる」と、フットサルへの情熱は冷めない。
「大きな怪我したら多分」とリスクを認識しながらも、「体がボロボロになるまでやりたい」という言葉には、最後までフットサルに全てを捧げる覚悟が滲む。 「いつまでフットサルできるかわからない」。未来への不安を口にしながらも、イゴール選手は進化を続ける。
Photo by HiroshigeSuzuki/SportsPressJP
Text by TomoyukiNishikawa/SportsPressJP
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