ミラノ・コルティナ冬季五輪フィギュアスケート女子シングルで銀メダルを獲得した坂本花織と、銅メダルの中井亜美が、激闘の直後に行われた記者会見に臨んだ。
3度目の五輪という大きな節目を終えた坂本は、前回の北京大会での銅メダルからの4年間を振り返り「4年経って今超えて前回よりいい色のメダルをかけているけど、それでも悔しいっていうのは、本当にこの4年間本当に頑張ってきたこの成長なのかなと思う」と心中を明かした。目標としていた銀メダル以上の結果を出し「団体、個人ともにこのメダルを取れたのはすごく誇りに思う」と語る一方で、今シーズンでの引退を決めていることから、すでに次なるキャリアを見据えている。坂本は、指導者への転身を期待させる言葉として「あなたが銀になったから、今後あなたが金メダリストを育てていきなさいとコーチから言われた」「いずれ自分自身がコーチとしてこの場に戻って、教え子をメダルに導いていけるように全力でサポートしたい」と将来の展望を述べた。
初出場で銅メダルという快挙を成し遂げた中井は、自身のスケート人生の原点である浅田真央への強い憧れを口にした。こだわり抜いてきたトリプルアクセルについて「フィギュアスケートを始めたきっかけとなった浅田さんが跳んだトリプルアクセルが自分のきっかけ」「大舞台で着氷できたことはこれからの経験になるし、これからも必要なジャンプ」と述べ、自身の演技が次世代の子供たちの新たなきっかけになることを願った。また、坂本の背中を追い「かおりちゃんのようにあと2回オリンピックに出られる年齢だと思っている」「また2回オリンピックに出られるように頑張りたい」と、さらなる高みを目指す意欲を示した。
日本勢が世界で存在感を示し続けている現状について、坂本は「自分自身をどうレベルアップさせるかにフォーカスして常に練習に励んでいる選手が本当に多くて、いい関係性で切磋琢磨できている」と分析した。約1ヶ月に及ぶイタリア滞在を終える両選手は、帰国後の楽しみを問われると、坂本は「帰ってお寿司が食べたい」と即答し、中井も「お寿司も食べたいですし、ティラミスが食べたい」と笑顔を見せ、過酷な戦いを終えた後の素顔を覗かせた。
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