チームを救う起死回生の同点弾 中嶋淑乃

2026年2月28日に行われた2025/26 WEリーグ クラシエカップ グループステージ グループA 第3節、サンフレッチェ広島レジーナ対RB大宮アルディージャWOMENの一戦は、1-1のまま突入したPK戦を広島が3-2で制した。この激闘でチームを救う起死回生の同点ゴールを挙げたのは背番号11、MF中嶋淑乃だった。

広島は、大宮の体を張った守備の前に得点を奪えず、試合はスコアレスで折り返す。後半3分(48分)に髙橋美紀に先制ゴールを許すと、大宮のプレスと組織的な守備の前に好機を作れず、焦りが見え始める。重い空気が漂うなか、後半29分(74分)に中嶋が起死回生の同点弾を決め、スタジアムの空気を一変させた。


広島の赤井秀一監督は、決めきれない状況が続く中で中嶋が相手の守備網をこじ開けてくれたと称賛。後半は多くのチャンスを作り出せたものの1得点に留まった点には課題が残るとしながらも、あの時間帯で追いつけたことはチームにとって非常に大きな意味を持っていたと語った。大宮の柳井里奈監督は、縦にも中央にも進入できる選手を1対1で止めるのは難しいと語った。


中嶋自身は試合後、苦境に立たされないためにさらなる得点力向上が必要だと冷静に振り返り、90分で勝負を決定づける力をつけたいと語った。PK戦については苦手意識があったと打ち明けつつ、チーム全員で勝ち切れたことに大きな価値があるとした。持ち前のドリブル突破に縦への推進力と勝負強さを兼ね備えた中嶋淑乃。苦しい展開の中でもゲームを変える力が、チームを前に動かした一戦だった。


取材:Tomoyuki Nishikawa / SportsPressJP 


SportsPressJP

Sports News Photo Media スポーツ ニュース