2026年5月8日、ウィングアリーナ刈谷にてりそなグループBリーグチャンピオンシップ2025-26クォーターファイナル第1戦が行われ、シーホース三河と琉球ゴールデンキングスが激突した。第1クォーターは序盤から点の取り合いとなった。三河はダバンテ・ガードナーや長野誠史の3ポイントシュートで得点を重ね、琉球もリバウンドの強さを発揮して互角の展開を見せ、20対20の同点で第1クォーターを終えた。
均衡が崩れたのは第2クォーターだった。琉球の堅いディフェンスが機能し、三河のオフェンスは沈黙した。松脇圭志とアレックス・カークの得点でリードを広げた琉球は、三河をわずか5点に封じ込め、36対25と大きくリードして前半を折り返した。
後半、三河は反撃に出た。第3クォーターはボールを動かすオフェンスを展開し、ガードナーの得点やジェイク・レイマンの3ポイントシュートで点差を縮め、シェーファーアヴィ幸樹のブザービーターによって50対54と4点差まで追い上げた。
しかし第4クォーター、琉球はジャック・クーリーのリバウンドや松脇の3ポイントシュートで再び突き放しにかかった。三河も西田優大や須田侑太郎がドライブや3ポイントシュートで最後まで食らいついたが、最終スコアは79対65。琉球がクォーターファイナル第1戦を制した。
シーホース三河のライアン・リッチマンヘッドコーチは第2クォーターがタフな展開になったと振り返りつつ、第1および第3クォーターには良い部分があったと語った。ボールを持ちすぎる場面があり、ボールムーブメントが少なくペイントエリアでのシュート確率が37.5パーセントと低迷したと分析し、次戦に向けて自分たちらしさを取り戻し、修正して挑む姿勢を示した。
須田侑太郎は40分間のほとんどが琉球のペースで進み、苦しい状況だったと率直に認めた。良い時間帯もあった中で、それをいかに作り出すかが課題になるとし、戦術面だけでなくフィジカルや気持ちの部分が重要になるとの認識を示した。
西田優大はチャンピオンシップの舞台では泥臭いプレーやリバウンドでの勝負が不可欠だと痛感したと語り、第3クォーターに自身がセルフィッシュになって重い時間帯を作ってしまったことを反省した。次戦はディフェンスから良い流れを作り、自分たちのプレースタイルを貫きたいと意気込みを語った。
琉球ゴールデンキングスの桶谷大ヘッドコーチは第1クォーターの点の取り合いにも食らいついたうえで、第2クォーターは戦術がはまり相手を5点に抑えられたと評価した。後半はターンオーバーが増える時間帯もあったが修正し、オフェンスコンセプトを遂行できたと語った。インサイドアウトからのパス展開が機能したことを勝因に挙げ、次戦へのさらなる準備を進めると述べた。
松脇圭志は我慢比べの展開の中で前半から自分たちのバスケットができたことが勝利につながったと語り、特に第2および第4クォーターのディフェンスに手応えを感じたと明かした。勝負どころで沈めた3ポイントシュートについては、相手にとって痛い場面だったために自然とセレブレーションが出たと振り返った。
ジャック・クーリーはレギュラーシーズンとは異なるチャンピオンシップの雰囲気の中でチームを信頼し、やるべきことにフォーカスできたと語った。相手のガードナーに対するチームディフェンスが機能した点を評価し、松脇とのコンビネーションがオフェンスの幅を広げていると称賛した。
取材:Hiroshige Suzuki / SportsPressJP
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