なでしこジャパンは欧州遠征の活動を開始し、狩野倫久監督、高橋はな、谷川萌々子の3人がオンライン取材に応じた。チームは10月9日(現地時間)にフランス・サン=トゥアンでハイチと、13日にドイツ・ブレーメンでドイツと国際親善試合を行う。
■狩野倫久監督
「フランスでハイチと対戦すると同時にアウェイでドイツと対戦するにあたり、受けて立たずにアグレッシブにゲームを進めるために何が必要かを追求していく必要がある」
狩野監督はアジア競技大会からの短い間隔での活動について、目の前の試合に勝つ姿勢は変わらないと語った。選手は各地から集合中で、長距離移動の選手もいるが「選手自身は非常に元気でモチベーションが高く、雰囲気も前向きだ」と話した。
今回の遠征から石井正忠コーチが同行する。スタッフの役割分担について、攻撃は石井コーチ、守備は内田篤人コーチ、セットピースの攻撃は近賀ゆかりコーチ、守備のセットピースは佐野智之GKコーチが担当すると明かした。石井コーチには担当分野に加え、その経験値を生かしてゲーム全体の様々な観点からスタッフと選手を支えてもらう考えで「チーム力、総合力を上げていくキャンプになる」と話した。
ハイチ、ドイツ、その先のブラジルを含む4試合については「FIFAランキング以上に、ワールドカップやオリンピック予選を見据えた公式戦の意味合い、緊張感を持った試合と捉えている」と位置づけた。キャプテンについては、選手への説明を優先するとして発表を控えた。
アジア大会での活躍を受けて追加招集したGK大場朱羽(レンジャーズFC)については「アジア競技大会の1カ月近くで直接パフォーマンスを確認できた」と説明。競争の激化はチームにとっても選手にとっても重要だとした。
■高橋はな選手
「浦和の代表、WEリーグの代表としてどれだけできるか見られていると思うので、責任を持ってプレーしたい」
今回WEリーグから唯一選出された高橋はなは、約半年ぶりの代表活動で、狩野体制では初参加となる。アジア大会で優勝したWEリーグの仲間から刺激を受けたとし「負けていられない」と語った。国内でプレーを続ける理由を問われると「どこでプレーしても自分がやるかやらないかが一番大事。国内でプレーしているからこそここまでできるんだというところを見せたい」と話した。
自身の売りは「魂」だという。センターバック、サイドバックなど複数ポジションをこなす中で「対人で負けないところ、空中戦で戦うところ、キックで違いを見せる部分を出したい」と意気込んだ。初めて対戦するハイチについては「相手に強力なフォワードがいる中で、自分がどこまでやれるか」と楽しみにした。
■谷川萌々子
「バロンドール候補に入るとは思っていなかったので驚いたが、夢から現実的な目標に変わった」
バイエルンでプレーする谷川萌々子は、海外での3年間でフィジカル強度の中で積み上げたものがあるとし、今後はゴール前でのアシストや得点にこだわりたいと語った。
クラブの同僚もいるドイツ戦に向けては「個人の打開力やスピードがある選手に乗らせないこと、縦に早いサッカーに対して全員でコンパクトを保って戦うことが鍵になる」と分析。ハイチについても、リヨンでプレーするスピードのある選手を挙げ「使われる前に潰すことが重要だ」と警戒した。
ポジションについては「ボランチでもトップ下でも、与えられた役割を果たすことにストレスはない」としつつ、自身の特徴をより出せるのはトップ下だと話した。名古屋で開催されたアジア大会の優勝については「アジアの頂点を取れたことは本当にすごいことで、嬉しかった」と振り返った。
Courtesy of JFA
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