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小田凱人、地元で2冠「今までで一番楽しい1週間」 来年は「無敗」を掲げる

アジアパラ2026
Photo by SportsPressJP

愛知・名古屋2026アジアパラ競技大会の車いすテニスで、小田凱人が男子シングルスと男子ダブルスの2種目で金メダルを獲得した。ダブルスは荒井大輔と組んだ。シングルス決勝から一夜明けた24日のメダリスト会見に臨み、地元開催の大会を振り返った。

小田は「今までで一番楽しい1週間だった」と語った。毎日楽しさが更新されていき、決勝の日に「最高の日だ」と思えたことが何より嬉しかったという。

今大会は年間の集大成と位置づけていた。「昨日のためにほとんどの大会を勝って挑もうと心に決めていた」。愛知に帰ってきて、その集大成を多くの人に見てもらえたと話した。決勝前は少し緊張して力みがあったが、待ちに待った舞台にゾクゾクする感覚もあり、両方を楽しめたという。

試合後の涙について問われると、滅多に泣かないため泣くとは思っていなかったと明かした。勝つことよりも、自分の色をどれだけ出せるかという勝負をしていたといい、「嬉し涙だった」と振り返った。観客に伝えたかったのは、自分を大切にして、自分がこれだと思ったもので生きていく素晴らしさだという。「それが一番かっこいい」と話した。

パラスポーツ全体への影響を問われた小田は、愛知で多くの人が競技を知るきっかけになったと答えた。車いすテニスは、やったことのない人が見る機会がほとんどだとした上で、その壁を破りたい考えを示した。

「やったことがあるからこそ分かるすごさを、伝えていきたい」

車いすに乗っていない子どもたちが憧れて会場に来たことについては、競技の枠を超えている証拠だと受け止めた。車いすテニス選手でも憧れられる存在になれることを、示していきたいとした。

今後については、テニスでは1位であり続け、より高いレベルを求める。競技を広める取り組みも、自分なりのやり方で続けるという。愛知に残したい遺産には、国際大会の開催を挙げた。欧州の選手からも日本の車いすテニスの盛り上がりをよく聞かれるといい、彼らを愛知に招いて一緒に盛り上げたいと語った。

来年は、今年逃した年間グランドスラムへのリベンジの1年にする。去年も無敗を目標に掲げたが達成できなかったため、「来年1年間は無敗」を目標にすると話した。