「ワールドカップの切符を掴みたい」 谷川萌々子

なでしこジャパンのFW谷川萌々子(バイエルン・ミュンヘン)が、AFC女子アジアカップ2026への意気込みを語り、「この大会で優勝してワールドカップの切符を掴みたい」と力を込めた。ドイツでの経験を武器に、決定力とポケットへの侵入でチームを牽引する覚悟を示した。


いよいよワールドカップ出場権がかかる大会を前に、谷川にとってその舞台は「小さい頃からの夢の舞台」だ。前回ワールドカップではトレーニングパートナーとして帯同し雰囲気を肌で感じただけに、「その会場、その場でプレーしたいという思いが強い」と語った。所属するバイエルン・ミュンヘンでは今シーズン、得点やアシストの数字を着実に伸ばしている。代表チームへの還元という点では、守備面における球際の激しさをチームに好影響として示したいと考えており、攻撃面では「決定力、ゴールに関わるプレーが自分の良さ」と自らの武器を明確に位置づけた。


引いて守る相手への崩し方についても具体的な絵を描いていた。「打てるチャンスがある時はまず打つ。そこで相手が来るならば背後のスペース、とくにポケットへの侵入が相手にとって最も嫌なこと」と話し、サイドからの展開においても、バックパスに対して中の選手や逆サイドの選手が対角に抜けるアクションが有効だとした。ポケットに仕掛ける人数とアクションの質にこだわっていく姿勢を見せた。


チームとして大切にしたいこととして挙げたのが、試合前の意思統一だ。「チーム内でしっかりコミュニケーションを取ること、自分のアイデアを上の人にも伝えて、みんなが同じ意図を持って試合に挑めることが鍵になる」と述べた。バイエルンでの経験から言語の壁も徐々に克服し、試合前に頭の中をクリアな状態に整えることの重要性を実感しているだけに、代表の現場でも同じ文化を根づかせたいという意識がにじんだ。


大会全体を通じた個人目標については、「グループステージからチームとしてもたくさん点を取り、決勝トーナメントでは1点が重要になる場面でしっかり勝負を決められるよう準備していきたい」と締めくくった。

Photo:Kohei Maruyama / SportsPressJP

Text:Tomoyuki Nishikawa / SportsPressJP