AFC女子チャンピオンズリーグ2025/26の準々決勝が28日、東京スタジアムで行われ、スタリオン・ラグナ(フィリピン)は日テレ・東京ヴェルディベレーザと対戦し、0対5で敗れた。
格上相手にも守りに引かず、勝利を目指して攻撃的なスタイルを貫いたスタリオン・ラグナ。力の差は数字に表れたが、ピッチ上で体現したその姿勢はフィリピン女子サッカーの現在地と、確かな前進を示すものとなった。
試合後の記者会見でスタリオン・ラグナの監督はまず、日本サッカー協会、東京ヴェルディ、そしてAFCに対して大会開催への感謝を述べた。「このような舞台に参加できることは、私たちにとって非常に重要な意味を持つ」と語り、フィリピンにおける女子サッカー普及への決意を改めて示した。対戦相手については、特定の個人ではなくチーム全体としての質の高さを称えた。とりわけ途中出場の選手たちが試合に大きな影響を与えていたと評価し、選手・スタッフ・クラブ関係者全員への敬意を表した。
日本サッカーから受けた刺激を問われると、「規律、技術力、そして落ち着き」の三つを挙げた。感情が揺れやすいスポーツの中で、ベレーザの選手たちが冷静に戦術を完璧に遂行する姿は、「エリートレベルのサッカーがいかにあるべきかを示す手本」であり、自チームの選手たちが目指すべき基準を明確にする貴重な機会となったと振り返った。
フィリピンの女子サッカーの現状についても言及。現在国内リーグで首位に立ち、6月か7月には新シーズン開幕を控えているという。全10チーム(プロ4・アマチュア6)で構成されるリーグはまだ発展途上にあり、人口約1億1500万人の国でバスケットボールと並ぶ文化としてサッカーを根付かせるべく、民間からのさらなる支援獲得が課題だと話した。
「今大会で得た経験は、良きインスピレーションになる。フィリピンの女子サッカーは必ず上へ向かっていく」——そう力強く語った監督は、チームのさらなる成長を誓い、「必ずもう一度この国際的な舞台に戻ってくる」という言葉で会見を締めくくった。
PHOTO: Junko Sato / SportsPressJP
取材:Tomoyuki Nishikawa / SportsPressJP
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