ベレーザ、5発快勝で準決勝へ/AFC女子チャンピオンズリーグ

日テレ・東京ヴェルディベレーザは3月28日、AFC女子チャンピオンズリーグ2025/26準々決勝でスタリオン・ラグナFCと対戦し、5対0で勝利を収め準決勝進出を決めた。

試合後の記者会見で楠瀬直木監督は、大差での勝利に安堵しながらも、前半の苦しい時間帯に触れた。相手が極端に引いていたわけではなく、背後を取れるチャンスはあったが得点に結びつかない焦れる展開が続いた。それでも選手たちがバタバタせず、やるべきことを全うし続けたことが後半の大量得点につながったと分析した。ハーフタイムには、焦らず自分たちのプレーを続けることを求めながらも、前半終了間際に奪った先制点の勢いそのままに畳み掛ける迫力とシュートで終わる意識を持つよう選手たちに伝えた。

先発の座を掴み先制点を挙げた樋渡百花については、そのスピードとパワーがアジアの舞台でも十分に通用する武器になると評価した。チームのエースだった山本柚月の移籍による穴を埋めることは容易ではないが、今大会を通じて若手が結果を出し続けていることで、チームとしての可能性が広がっていると手応えを口にした。試合終盤に宇津木瑠美や岩清水梓といったベテランを投入したのも、単なるクローズが目的ではなく、彼女たちのプレー姿勢やゲームマネジメントから若い選手たちに学んでほしいという意図があったと明かした。

北村菜々美は、前半に先制できたことで後半を自分たちのペースで進められたと振り返り、勝利に安堵の表情を見せた。一方でチャンスを多く作りながら5得点にとどまった決定力不足を課題として挙げ、タイトルに向けてさらに突き詰めていく姿勢を見せた。

樋渡百花は、前線でボールを持った際に周囲のサポートや裏抜けの動きの速さに助けられたと語った。塩越柚歩との縦関係から中央を崩す場面やクロスからシュートに至る場面など、チームメイトとの連係に確かな手応えを感じていた。ベレーザは5月に行われる準決勝へと駒を進め、悲願のアジア制覇に向けてさらなる歩みを進める。


PHOTO: Junko Sato / SportsPressJP

取材:Tomoyuki Nishikawa / SportsPressJP