【プレビュー】最終決戦! Bリーグ ファイナル GAME3:長崎V vs 琉球GK

長崎ヴェルカ vs 琉球ゴールデンキングス、決着の舞台は整った。40分間、どちらが折れないか。


1勝1敗のタイで迎える最終決戦

GAME 1 5.23 琉球 71 - 69 長崎

GAME 2 5.24 長崎 66 - 60 琉球


1勝1敗。シリーズが完璧に割れた状態で、「勝った方が王者」という単純にして残酷な1戦だけが残った。創設5年目で初の頂点を狙う長崎ヴェルカと、3大会ぶり2度目の優勝を目指す琉球ゴールデンキングスが、今シーズン最後の40分間を横浜アリーナで戦う。


GAME1は琉球が制した。ジャック・クーリーとアレックス・カークがリバウンドで圧倒し、長崎の核であるスタンリー・ジョンソンを11得点に封じ込めた、まさに琉球らしい勝ち方だった。しかし続くGAME2、長崎は完全に修正して返してきた。GAME1で57.1%に沈んだフリースロー成功率を大幅に引き上げ、ディフェンスで奪ったターンオーバーをファストブレイク

につなげ続けた。ジョンソンが25得点で牽引し、琉球の司令塔・岸本隆一が第3クォーター序盤に4つ目のファウルでベンチへ下がった瞬間、試合の流れは一気に長崎へと傾いた。


[ KEY STATS ]

長崎 FT成功率 GAME1 ........ 57.1%

ジョンソン GAME2 ........ 25 pts

ジョンソン GAME1 ........ 11 pts(封じられた)


GAME 3 の焦点

GAME3を支配するのは間違いなく疲労だ。中1日で連戦したことで両チームとも足が重く、すでにGAME2の段階でアウトサイドシュートの精度が落ち始めている。そうなると勝負を分けるのはシュートの巧拙ではなく、リバウンドへの執念、ルーズボールへの反応速度、1対1のプレッシャーを何分間維持できるかというフィジカルの地力になる。


[ 琉球ゴールデンキングス — 大黒柱のバウンスバックとインサイド制圧 ]

GAME2で悔しい思いをした岸本隆一は、沈黙していない。クーリー&カークのインサイド2枚がGAME1同様に制圧できれば、琉球の経験値とハーフコートオフェンスの安定感が再び光る。ヘッドコーチ桶谷大も「リバウンドとルーズボールを制するフィジカル勝負」と明言しており、チームの方針は明確だ。


[ 長崎ヴェルカ — 超速トランジションとエースたちの個人技 ]

足が重くなる最終戦でも「超速トランジション」をどこまで展開できるかに尽きる。ジョンソン、ブラントリー、馬場雄大の個人技がこじ開けられない局面で停滞すれば琉球ペースになる。狩俣昌也が「リバウンドを修正して40分間集中する」と誓うように、最も改善を求められてきた部分をGAME3で体現できるか。


「コートの中でしっかり自分の仕事をして、優勝で証明する」

——岸本隆一(琉球ゴールデンキングス)


「長崎のため、マサさんのために最後の最後まで戦う。泣いても笑っても次が最後の試合、絶対勝って終わりたい」

——馬場雄大(長崎ヴェルカ)


宮古島出身の狩俣昌也が、出身地に縁のある琉球を相手にファイナルという特別な舞台で戦う巡り合わせも、この試合に特別な意味を与えている。どちらのエースが最後の場面でボールを持つのか、どちらのチームがあと一本のリバウンドを掴むのか——その答えは40分間コートに立ち続けた選手たちだけが知っている。


両チームともに疲労のピークで迎えるGAME3は、極限のディフェンス戦へ。スコアは60点台前半に収束し、1〜3点差のワンポゼッションゲームになる公算が高い。ハーフコートの安定感で琉球が僅差逃げ切りを本命視しつつも、長崎のトランジションと個人技が再び機能すれば結末は読めない。最後のブザーが鳴るまで、どちらにも転びうる。




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