車いすバスケットボール男子日本代表の国際親善試合「SUMIDA Nations Cup 2026 in Tokyo」が7月10日、東京・墨田区総合体育館(ひがしんアリーナ)で全日程を終えた。日本、イギリス、トルコによる2日間・総当たり6試合の結果、日本が3勝1敗で優勝を果たした。MVPには鳥海連志が選ばれた。
大会の入り口となった初日午前のトルコ戦を、日本は73-45で快勝した。しかし同日夜のGAME3、日本はイギリスに58-72で敗れ、連勝を逃した。2Qまで1桁差で食らいついたものの、後半にオスカー・ナイトのカットインを止めきれず流れを渡した形だった。
大会2日目、日本は前日に敗れたイギリスと再戦し、61-57で雪辱を果たした。終盤、京谷和幸ヘッドコーチが日本最大の武器であるプレスディフェンスを投入すると、イギリスは24秒、バックコート、8秒と立て続けにバイオレーションを取られ、約4分間無得点に沈んだ。この間に日本は逆転に成功し、リードを守り切った。最終戦のトルコ戦も67-56で制し、2日目を2連勝で終えた日本が通算3勝1敗で優勝を確定させた。
順位を最終的に分けたのは、日本が直接関与しない一戦だった。大会2日目朝のGAME4で、初日にイギリスへ50-88と大敗していたトルコが84-76で逆転勝ちを収めた。この結果、日本に直接対決で敗れているイギリスが2勝2敗で2位に後退し、トルコが1勝3敗で3位に収まった。日本は通算3勝1敗でこの大会を制した。
大会後、京谷和幸ヘッドコーチは「3カ国での中ではありますが、国際大会という場で優勝するというのは、やはり気持ちがいいですし、結果を一つ残せたということで、チームの自信になったはず」と手応えを口にした。「いずれも強いイギリスにもトルコにも勝てたということで、世界選手権に向けて選手たちの士気もかなり上がる」と、9月に控える世界選手権への好影響にも言及した。
川原凜キャプテンは「今大会は勝ち負け以上に、自分たちがやるべきことをやり続けることができたことが大きかった」と大会全体を振り返った。「また男子の国際大会が国内で開催されたのは、東京2020パラリンピック以来、有観客では2019年以来だったのですが、応援がすごく大きな力になるんだなということを改めて感じました」と、7年ぶりとなった国内有観客での男子国際試合の意義を語った。
平日開催にもかかわらず、2日間で延べ約2000人がひがしんアリーナに足を運んだ。
日本代表は9月9日から19日にかけてカナダ・オタワで開催される世界選手権に臨む。男子は9日から13日にかけてグループステージが行われ、日本はアメリカ、オランダ、アルジェリア、ドイツ、フランスと同組で戦う。今大会で目標に掲げた「65点以上取り、60点台前半に抑えて勝つ」というミッションをトルコ戦で達成した日本は、世界選手権では「トップ5以上」を目標に据える。
【最終順位】
優勝 日本(3勝1敗)
準優勝 イギリス(2勝2敗)
3位 トルコ(1勝3敗)
Photo by Junko Sato / SportsPressJP
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