8月30日、長崎県のHAPPINESS ARENAで開催された「メットライフ生命Fリーグカップ2026」決勝で、名古屋はしながわシティを3対2で下し、8大会連続13回目の優勝を飾った。
大会は8月28日から30日まで行われ、タイトルパートナーのメットライフ生命が本社機能を置く長崎での初開催となった。同地には約1000人の社員が勤務し、Fリーグとの共創プロジェクトの一環として、スポーツを起点にした地域との接点づくりが狙われた。
決勝は第1ピリオド開始2分、オウンゴールで名古屋が先制した。前半10分、金澤空選手がパスカットしたボールをそのままゴールに沈めた。名古屋は2点のリードで前半を折り返した。後半開始早々、金澤選手が自身2点目を決めてリードを広げたが、その後はしながわシティの激しい反撃を受けた。名古屋は追い上げを2点に抑え込み、接戦を制した。2得点の金澤選手が大会MVPに輝いた。
木暮賢一郎監督は「三冠のうち1つ目のタイトルを獲得できたことは、目標に一歩近づけたという点で非常に大きい」と喜びを口にする一方、「まだ先に大きな目標があるため、今回はひとつの通過点」と気を引き締めた。長崎で初めて観る人々や子どもたちに魅力を伝えられたなら価値がある大会だったとも振り返った。清水和也主将は「苦しい試合を全員で戦い抜いた結果が大きな自信になる。今日一日はしっかりと喜び、明日から気持ちを切り替えて練習したい」と述べた。
今大会は3位決定戦を行わないノックアウト方式で、事前登録した20名以内の選手のみが出場資格を持った。各試合のエントリーは14名、外国籍選手は登録3名以内・同時出場2名まで。異なる試合で警告を2回受けた選手は次戦が出場停止となった。
FリーグはV・ファーレン長崎、長崎ヴェルカと連携し、「ながさきスポーツ夏祭り」を実施した。29日は2階スタンドの一部を無料開放した。
会場ではスタンプラリーや縁日、体験コーナーが展開され、多くの来場者で賑わった。全5試合はFリーグTVで配信され、決勝はニコニコ生放送でも無料放送された。
決勝前には、7月28日発生の令和8年熊本地震の復興支援を目的としたチャリティーマッチが組まれた。松井大輔理事長の呼びかけで、熊本県出身の巻誠一郎氏、長崎県出身の徳永悠平氏らが参加し、ボルクバレット北九州とバサジィ大分の選手も出場した。試合後の募金は、巻氏が代表理事を務めるNPO法人ユアアクションへ全額寄付される。巻氏は同じ九州からの支援に感謝し、徳永氏はスポーツの力で継続的に支えたいと語った。松井理事長は復興が道半ばであると感じたことが開催の契機だったとし、小さな支援の積み重ねが被災者の支えになると強調した。
Courtesy of F.LEAGUE
Text by Editorial Team / SportsPressJP
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