「勝ち切る」経験 上田綺世が示した、もう一つの準備

KIRIN CHALLENGE CUP 2026

Japan 3-1 Uruguay Sep. 24

Q&A Stadium Miyagi


「勝ち切るっていうのが大事ですよね」。上田は試合後、そう強調した。


内容だけで試合を評価すれば、ウルグアイ戦は「内容が悪かった」で終わる。だが公式戦、特にW杯の本番は、内容で上回れない試合のほうが多い。強豪相手に主導権を握られ続け、それでも耐えて、少ないチャンスを決めて勝つ。そういう試合を取れるかどうかで結果が決まる。そこで効いてくるのが、実際にそれをやり切った経験だ。

「押し込まれても崩れなければ勝てる」という感覚は、練習や言葉だけでは身につきにくい。試合の中で一度通したかどうかで、次に同じ状況になったときの落ち着きが変わる。


ウルグアイ戦では、途中から入った選手たちが最後に試合を決めた。その勝ち方自体が、チームにとって「こういう勝ち方もある」という材料になった。


内容の悪さを許すという話ではない。内容の課題と勝ち切った経験を分けて、どちらも準備の一部として見る。課題は課題として潰す。勝ち切った経験は経験として積む。

苦しい時間を我慢してやり続け、最後に勝つ。


その成功体験の積み重ねも、準備に欠かせないピースの一つだ。


Photo by Tomoyuki Nishikawa / SportsPressJP 



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