【車いすバスケ天皇杯2026】 決勝は、埼玉ライオンズと神奈川VANGUARDS

3月7日、TOYOTA ARENA TOKYOにて天皇杯第51回日本車いすバスケットボール選手権大会の準決勝が開催された。第1試合では、神奈川VANGUARDSが第4クォーターで千葉ホークスに同点に追いつかれる展開となったが、土壇場で宮本涼平の得点などにより再び突き放し、52対45で勝利を収めた。第2試合では、埼玉ライオンズとNO EXCUSEが一進一退の激しい攻防を繰り広げ、試合終了間際に埼玉ライオンズの大山伸明が3ポイントシュートを沈めて再逆転を果たし、79対74で接戦を制した。この結果、決勝戦は神奈川VANGUARDSと埼玉ライオンズが日本一の座を懸けて対戦することとなった。

埼玉ライオンズの中井ヘッドコーチは、接戦を制した要因をクラブとしての積み重ねに求めた。「第4クォーターは練習してきた分で上回ると選手に伝えていた」と明かし、終盤に相手の腕が動かなくなった場面を勝機と見ていたと語った。オフェンスでは縦に間を割る意識を植え付け、北風がそこへ巧みに侵入したことが狙い通りだったと振り返った。

テーマに掲げたトラスト・ザ・プロセスについては、「どれだけ苦しくても積み重ねを信じ、ハードにコンタクトしてプッシュすることを言い続けた」と述べた。ビッグラインナップでは古川と財満のスプリントが起点となり、空いたスペースに大きな選手が飛び込む形が機能したと説明した。決勝の相手・神奈川VANGUARDSについては「同志のような存在」と表現し、互いにリスペクトしながら日本バスケの未来を感じさせる一戦にしたいと抱負を語った。


対するVANGUARDSの丸山は、スロースタートとなった入りを冷静に分析しつつ、「修正と巻き返しという強みが発揮できた」と手応えを口にした。持丸の高さあるディフェンスとリバウンドがチームに安定をもたらし、流れを維持する礎になったと評価した。「チームの雰囲気は非常に良い。この雰囲気ごと決勝に持ち込む」と締めくくった。


取材:Junko Sato / SportsPressJP