リッチマンHC「チームの基準は格段に上がっている」

Bリーグ2025-26シーズン第35節、シーホース三河対三遠ネオフェニックスの試合は、2026年4月25日15時05分よりウィングアリーナ刈谷で行われ、シーホース三河が87対67で勝利を収めた。

シーホース三河のライアン・リッチマンHCは、オフェンスとディフェンスの両局面において高い努力量でゲームを展開できたと試合を振り返った。オフェンスの狙いを掴むまでに時間を要したものの、ハーフタイムでの確実な修正を経て、後半は高い遂行力でプレーできたと語った。佐賀、京都、大阪といったタフなチームとの接戦をモノにしてきたことについては、それぞれのゲームに勝つための方法を見出せたことがチームの成長を大いに助けていると述べた。


また、過去2シーズンと比較してチームの基準が格段に上がっている点に触れ、佐古ジェネラルマネージャーが築き上げた基盤や、日本人選手が継続して残っていること、そしてトーマス・ケネディやアーロン・ホワイトといった新たな選手の加入が現在の結果に結びついているとの見解を示した。ベンチメンバーの活躍も勝因に挙げ、特に石井がハードなプレーでゲームのトーンを設定し、チーム2番目となるプラス17の数値を残したことを称えた。さらに、タフなメンタリティを持ちつつも相手への敬意を忘れない姿勢の重要性についてもチーム内で共有する考えを示した。


一方、敗れた三遠ネオフェニックスの大野篤史HCは、ディフェンスにおける個人の状況判断やコミュニケーションのミスから選手たちが自信を喪失し、それがオフェンスでの焦りを生んだと敗因を分析した。コート上で互いに助け合う気持ちが見られず、個人の力だけで状況を打開しようとした結果、本来のディフェンスの基準を全く保てなかったと指摘した。スイッチの要否などの一瞬の判断や声掛けへのリアクションが機能せず、自らのミスから相手に得点機会を与え続けたことを悔やんだ。プロフェッショナルとしての責任感やプライドの欠如にも触れ、チャンピオンシップ進出の可能性に関わらず応援してくれるファンを喜ばせる姿勢が足りなかったと嘆いた。そのようなチームしか作れなかった自身の力不足への強い悔しさも口にした。

同チームのキャプテンである佐々木隆成も、ディフェンスでのミスをオフェンスに引きずってしまい、苦しい展開の中で打開策を見出せないまま終わってしまったと悔やんだ。ペースを出せる場面での判断ミスなど、個人的にも大きな責任を感じていると語った。アウェー会場まで足を運んでくれるファンのためにどういうバスケットを見せるかが重要であり、大野HCから4年間言われ続けてきたそのカルチャーをチーム全体に浸透させきれなかったことへの深い反省を口にした。翌日の試合に向けては、ベクトルを自分たちに向け直して修正して戦うという決意を語った。


取材:Hiroshige Suzuki / SportsPressJP 

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