【MotoGP 2026 第11戦】小椋藍、2戦連続の表彰台を獲得

2026年7月12日、ザクセンリンクで開催されたMotoGP第11戦ドイツGP。Trackhouse Apriliaの小椋藍が、前戦オランダGPでの初優勝に続き、2戦連続となる表彰台(2位)を獲得した。


■ 勝敗を分けた「タイヤマネジメント」と客観的な観察眼

路面温度が急上昇し、多くのライダーがフロントタイヤの摩耗に苦しむ過酷なレース。小椋は「フロントタイヤの温存」という事前の戦略に徹し、序盤は無理なプッシュを避けた。

中盤、前方のライダー(アレックス・マルケスら)が相次いで転倒する中でも、「彼らが苦戦し始めているのが見えましたが、私のほうがフロントのフィーリングは良かった」と冷静に状況を分析。自身の状態とライバルの挙動を客観的に比較し、リスクをコントロールし続けた。


■ 週末を通した戦略の勝利

後半、温存していたタイヤでペースを上げた小椋は、絶対王者マルク・マルケスに次ぐ2位でチェッカーを受けた。

レース後、小椋は「パフォーマンスとして凄く良かったわけではないですが、週末のマネジメントとしてはかなり上手くできた」とコメント。自身の純粋な速さと、戦略的なマネジメントを切り分けて評価する論理的な思考性が結果に結びついた。

現在、チャンピオンシップランキングは首位ホルヘ・マルティンに次ぐ暫定2位。最高峰クラスでの戦い方を完全に掌握した小椋藍の後半戦から目が離せない。


Text by Tomoyuki Nishikawa